インプラントとは – オッセオインテグレーション発見など歴史/構造/適応症

  • 当院へのアクセス
  • 092-661-8866

MENU

インプラント:インプラントとは?

インプラントとは「第2の永久歯」

インプラントとは、病気や事故により歯を失った際に行われる歯科治療の1つです。金属製のパーツを歯の根の代わりに顎骨に埋入し、その上に人工の歯を装着します。

ご存じの通り、永久歯は生え変わらないため、一度でも抜けてしまえばそのままの状態になってしまいます。従来の治療法では、天然歯と比べるとどうしても審美面・機能面の点で劣っていました。
インプラントは、自分の歯とほとんど変わらない見た目、使い心地から「第2の永久歯」と言われています。

インプラントの構造

インプラントの構造

インプラントは、基本的に3つの要素から成り立っています。歯の根の代わりになるインプラント(人工歯根)、歯の代わりになる人工歯(上部構造)、そして、インプラントと人工歯を繋ぐ役割があるアバットメントの3つです。

インプラントとアバットメントは、チタンもしくはチタン合金で作られることがほとんどです。人工歯は、レジンやセラミックなどで作られます。人工歯は、材質によって劣化のしやすさや値段が異なるため、医師からそれぞれの特徴をご説明いたしますので、患者様のご希望に沿った材質をお選びください。

インプラントにチタンが使われる理由

インプラント体がチタン、もしくはチタン合金で作られることが多いのは、チタンは骨と結合しやすい金属だからです。この性質はオッセオインテグレーションと呼ばれ、顎骨としっかり結合することでインプラント治療の魅力である天然歯のような噛み心地をかなえています。

チタンは金属ですが、身体になじみやすくアレルギー反応が出にくいという特徴があります。さらに、軽く腐食に強いというメリットがあります。

インプラントの魅力とは?

歯を失った際の治療法として、インプラント以外にも入れ歯やブリッジがあります。しかし、インプラント治療には、これら従来の補綴治療にはない魅力がいくつかあります。

自分の歯のようによく噛める

インプラント治療の魅力の1つとして挙げられるのが、天然歯のような噛み心地です。チタンと骨がオッセオインテグレーションにより結合することで、せんべいのような硬い食べ物も義歯のズレなどを気にせず食べられます。

また、当院では、オッセオインテグレーションをより強いものにするため、インプラントの表面に細かな凹凸があるものを採用しています。ザラザラとした表面のものの方が、滑らかなものよりも結合しやすいと言われています。

周囲の歯から浮かない自然な見た目

当院では、天然歯に近い見た目の人工歯が作れるセラミックやジルコニアといった材質をご用意しております。歯の形はもちろん、歯の色を変えることができるため、周囲のご自身の歯に混ざってもほとんど違いが分かりません。

また、当院は人工歯を作製する歯科技工所を併設しているため、技工士が患者様のお口を直接診て、より周囲の歯に近い見た目に製作することが可能です。さらに、患者様のご希望を人工歯に迅速に反映できます。

周囲の歯に悪影響を与えない

入れ歯やブリッジは、義歯を支える柱として周囲の健康な歯使うため、支柱の歯は負荷によって寿命を縮めやすくなりました。
それに対し、インプラントは基本的に、1本の人工歯根に対して1つの人工歯が装着されているため、周囲の健康な歯に影響を与えません。そのため、他の補綴治療に比べて、自分の歯を将来に残せる治療法だといえます。

あごの骨が痩せにくくなる

あごの骨が痩せる原因のひとつとして、噛むときの刺激がなくなったことが挙げられます。
歯が生えている状態では、噛んだ時の衝撃が歯から歯根、歯根から骨へと伝わることで顎骨が痩せることなく維持されます。しかし歯が抜けてしまうと、歯を噛み合わせられないため骨に刺激が伝わらず、身体が「ここの骨は不要だ」と判断して部分的に顎骨が痩せてしまいます。

インプラント治療は、人工歯根を顎骨に直接埋入しているため、人工歯が他の歯と噛み合うことで天然歯同様、インプラントから骨へと刺激が伝わり骨が維持されます。

治療の寿命が長い

インプラントは、治療後も適切なメンテナンスを受けていれば10年、20年と長く使い続けられます。入れ歯は3~5年、ブリッジは7年程度で再治療や義歯の作り直しが必要になるため、インプラントの寿命は長いと言えます。

世界で初めて歯科インプラントの手術を受けた方は、治療を受けてから亡くなるまでの約40年間、同じインプラントを問題なく使っていたと報告されています。正しく使えば第2の永久歯として、正しく機能します。

インプラント治療も魅力だけではない

市販の風邪薬に副作用があるように、どんな薬・治療法にも注意すべき点があります。もちろん、インプラント治療も例外ではありません。
当院では、治療のいい面ばかりではなく、悪い面もご説明いたします。いい面と悪い面の両方を知らなければ、治療について理解できたとは言えないと考えています。インプラント治療を悪い面も含めてしっかり理解しなければ、患者様が納得できる治療にはつながりません。

インプラント治療の注意点

インプラント治療の適応症

インプラント治療は、歯を1本失ったケースからすべての歯を失ったケースまで、幅広い症例に適応する方法です。1歯欠損のケース、複数本欠損のケース、全歯欠損のケースでのインプラント治療についてご紹介します。

1歯欠損したケース

歯欠損したケース

インプラントを1本埋め込み、人工歯を入れます。ブリッジのように両隣の歯を削る必要がないので、周囲の歯をいためず長持ちさせることにつながります。
上あごの前歯のような見た目が重視される部分では、骨だけでなく歯肉移植が必要な場合があります。

連続した複数の歯を欠損したケース

連続した複数の歯を欠損したケース

インプラントを数本埋入し、固定性のブリッジを入れます。インプラントは骨で支えられているので、部分入れ歯よりもインプラントブリッジの方がしっかりと噛めるようになります。また、義歯を支える金具などがないため、使い心地・見た目の違和感が少ないです。

全ての歯を欠損したケース

連続した複数の歯を欠損したケース

片あごの歯全てを失った場合、義歯を固定するか取り外しできるようにするか選べます。
固定性の義歯を入れる場合、インプラントを8~10本を埋入する方法があります。また、オールオン4、オールオン6という4~6本の少ない埋入本数で全顎の歯を支える治療法も行っています。

インプラントを2~4本埋め込む

取り外せる入れ歯を入れる場合は、インプラントを2~4本埋め込む方法があります。今まで使っていた入れ歯を再利用でき、さらに埋入本数が少ないため顎骨が多少痩せていても治療可能になることから、高齢の方に適用することが多い治療法です。

より安全で安心できる
インプラント治療のために

他の補綴治療と比べて、インプラント治療は外科手術が必要です。そのため、通常の歯科治療よりもさらに「安全」「安心」が重視されます。
森本歯科は、安全なインプラント治療を患者様にご提供するために、歯科設備・機器の導入を積極的に行っています。

当院の設備・機器について

インプラントは保険適用外!?

インプラント治療は保険適用外の自由診療のため、保険適用の治療である入れ歯やブリッジと比べると費用が高額です。一部、条件付きではありますが、保険適用のインプラント治療を受けられる方もいますが、ほとんどのケースは適用外です。

しかし、インプラント治療は医療費控除制度の対象なので、確定申告の際に申告を行うと所得税が一部戻ってきます。当院では治療費に関するご質問も受け付けておりますので、カウンセリング時など、お気軽にお尋ねください。

医療費控除制度について

【福岡】森本歯科医院 ご予約・ご相談はこちらまで
診療時間
 9:00~13:00 9:00~14:30
14:30~18:30

※祝日のある週の水曜は診療

住所 〒813-0013 福岡県福岡市東区香椎駅前1-18-45 香椎マーケットビル1F・2F

TEL 092-661-8866

森本歯科までのマップ
ご予約・ご相談
インプラントとは デンタルCT ドクター紹介
インプラント情報